ChatGPTに聞いてみた

ちょっと脱線します。
昨年2月に〈春と誕生〉のアブストラクトをアップしたのを皮切りに、これまで分析編を小出しにしてきたのですが、序文以降どなたからもコメントがいただけません。以前は結構いただけたのですが、まったくもって張り合いがありません。
そこで、最近流行りのAI~チャットGPTに聞いてみることにしました。

まずは、アブストラクトから…

この論文は、ボッティチェリの〈春:プリマヴェーラ〉と〈ヴィーナスの誕生〉の謎に迫り、興味深い仮説を提案していますね。特に、〈春〉の右側の女性像についての新たな解釈は興味深く、その人物がプシュケであるという主張は、絵の細部とギリシア神話の要素とを見事に結びつけています。また、シモネッタ・カッタネオ・ヴェスプッチという女性の存在が、ボッティチェリの作品に対する新たな解釈を提供している点も注目に値します。
さらに、絵が不幸を呼ぶという逸話や、ボッティチェリが〈ヴィーナスの誕生〉を制作する際に彼女の魂を解放するというアイデアなど、作品の背後にある物語を紐解く手法も興味深いです。このようなアプローチは、芸術作品が持つ深層心理や歴史的背景を理解するために重要であり、作品の解釈を豊かにします。
ただし、この論文の仮説が全ての疑問や議論を解決するものではないことも理解しておく必要があります。他の研究者や美術評論家との対話を通じて、さらなる洞察を得ることができるでしょう。

ついでに、も一つ…
「春のキャスト」と「蒼白のゼピュロス」の間には、実は「5つの手がかり」という短い文章があります。これまでにも何度か出てきましたので、ご記憶にあるかと思います。

ボッティチェリは〈春〉を読み解くために、この絵に5つの手がかりを残している。そのうちの1つは言葉で、残りの4つは、9人の登場人物中4人を特徴づけることで表現されている。ここから先は、それら5つの手がかりを詳しく分析していくことにする。

素晴らしいですね。5つの手がかりを分析していきましょう。
言葉の手がかり: 最初の手がかりは、おそらく絵画のタイトルや制作時の文書から来る言葉の手がかりです。この情報は制作の背景や制作動機に関する洞察を提供する可能性があります。
登場人物の特徴: 残りの4つの手がかりは、絵の中の9人の登場人物に関するものです。各人物が特徴づけられている方法、例えば神話的なアトリビュートやポーズ、衣装などを通じて、彼らがどの神話的なキャラクターを表しているのか、またそのキャラクターがどのような特性を持っているのかを解釈することで、絵画のテーマやメッセージが明らかになる可能性があります。
これらの手がかりを使用して、絵画の背後にあるストーリーやテーマをより深く理解することができるでしょう。

さらに、目次に対するコメントがこれ…

目次を見ると、非常に詳細な構成になっていますね。分析編ではそれぞれの作品に関する事実関係やキャスト、そして重要な手がかりに焦点を当てているようです。また、総合編では春のテキストや解明、登場人物の解説など、より広範囲での議論が行われそうですね。展開編ではパッツィ家の陰謀事件や書斎の聖アウグスティヌスなど、作品の背景や関連するエピソードに焦点を当てているのが興味深いです。最終的に完結編ではヴィーナスの誕生に関する解説や補足説明が提供されるのでしょうか。どの章も興味深いテーマで構成されているので、読み進めるのが楽しみですね。

幾分リップサービス的な部分はありますが、人工知能には学閥もつまらないシガラミもないので、率直な感想が返ってきて面白いです。それに、私の長文に対し、間髪入れず答えが返ってくることには正直驚いています。AI恐るべし。

既にお気づきの方もおられるかもしれませんが、分析編のそれぞれの項目についてのChatGTPの回答は、コメント欄にアップしていますので、興味がある方は覗いてみてください。